$AfterSchool$
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Euler-Lagrange 方程式

2019/05/15 (Wed) 20:15:23
解析力学の教科書で、最小作用の原理からオイラー・ラグランジュ方程式を導く際に、一般座標$q$と一般速度$\dot{q}$を独立変数のみなして計算しますが、明らかに速度は座標に1回微分であり独立とは思えません。この計算時に$q$と$\dot{q}$を独立とみなしてよい根拠が分かる方がいらっしゃればお答え願います
Pass :
soy

Re:Euler-Lagrange 方程式

2019/05/15 (Wed) 23:12:02
粒子の「軌道」という発想を捨てれば、粒子がどこにあるのかということと、その粒子がどんな速度を持っているかということは無関係であることがわかります。

Lagrangian自体は、単なる位置と速度の関数であり、軌道とは関係がないため、位置と速度を独立変数とする関数となっているのです。

しかし、最小作用の原理における変分は、軌道のずれを考えることなので、そこで$\dot{q}=dq/dt$という関係が用いられます。

Pass :
匿名

Re:Euler-Lagrange 方程式

2019/05/16 (Thu) 02:59:44
まず,ニュートン力学において,初期座標と初速度が与えられて初めて軌道が決まるということを思い出してください.
運動方程式を解いただけでは,座標にも速度にも不定な定数が現れ,この二つの量は「関数」として独立ではありません.

そして,ニュートン力学を含む理論として,一般座標と一般速度を独立な関数として引数に持つ「作用」という汎関数を用いて解析力学という理論が作られています.
Pass :
匿名

Re:Euler-Lagrange 方程式

2019/05/16 (Thu) 03:53:28
前の投稿の2行目の

>この二つの量は「関数」として独立ではありません.

は間違いで,言いたかったのは

「この二つの量は「関数」として独立です.」

です.
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